英検4級でよく出る定番フレーズ20選!これで合格に一歩近づく

英検4級は、英語学習の第一歩として、また小学生や中学生が英語力を試す絶好の機会として、多くの受験者に選ばれています。中学中級程度のレベルとされるこの試験では、基本的な単語や文法だけでなく、日常会話で頻繁に使われる「定番フレーズ」の知識が合格の鍵を握ります。しかし、数あるフレーズの中から、どれが本当に重要で、どのように学習すれば良いのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、英検4級の合格を目指すすべての方に向けて、試験でよく出題される定番フレーズを20個厳選し、詳しく解説します。単にフレーズを羅列するだけでなく、それぞれのフレーズがどのような場面で使われるのか、具体的な例文を交えながら、実践的な使い方をマスターできるように構成しました。さらに、フレーズを効率的に覚えるための学習のコツや、試験で得点に繋げるためのポイントも紹介します。この記事を読めば、英検4級の頻出フレーズを体系的に理解し、自信を持って試験に臨むことができるようになるでしょう。さあ、一緒に定番フレーズをマスターして、合格への道を切り拓きましょう!

英検4級とは?基本情報を押さえよう

英検4級は、英語の基礎力を測るための試験であり、「中学中級程度」のレベルとされています。具体的には、中学2年生までに学習する単語や文法が中心に出題されます。合格に必要な語彙数は約600〜1,300語程度と言われており、基本的な単語をしっかりと覚えておくことが重要です。試験は、筆記試験(リーディング)とリスニング試験から構成される一次試験と、任意で受験できるスピーキングテストに分かれています。特に一次試験では、語彙力だけでなく、文脈を理解して適切な表現を選ぶ能力が求められます。そのため、単語を個別に覚えるだけでなく、フレーズとして覚えておくことが、得点力アップに直結するのです。

これだけは押さえたい!英検4級 定番フレーズ20選

ここからは、英検4級で特によく出題される定番フレーズを、カテゴリー別に20個紹介します。それぞれのフレーズの意味や使い方を、例文とともにしっかりとマスターしていきましょう。

カテゴリー1:挨拶・自己紹介

コミュニケーションの基本となる挨拶や自己紹介のフレーズは、リスニング問題や会話文問題で頻出します。自然な応答ができるように、何度も声に出して練習しておきましょう。

1. How are you?

意味: 「お元気ですか?」「調子はどうですか?」

使用場面: 日常的な挨拶として、相手の健康や状況を尋ねる際に使います。英検4級では、会話の冒頭で使われることが非常に多いです。

例文:

•A: Hi, Ken. How are you? B: I'm fine, thank you. And you?

•A: Good morning, Ms. Smith. How are you today? B: I'm a little tired, but I'm okay.

学習のコツ: “How are you?” と聞かれた際の返答として、“I'm fine, thank you.” をセットで覚えておくのが基本です。さらに、“I'm good.” や “Not so good.” など、他の返答パターンも知っておくと、表現の幅が広がります。

2. Nice to meet you.

意味: 「はじめまして」「お会いできて嬉しいです」

使用場面: 初対面の人と挨拶を交わす際に使われる、非常に丁寧な表現です。自己紹介の場面で必ずと言っていいほど登場します。

例文:

•A: Hello, I'm David. Nice to meet you. B: Nice to meet you, too. I'm Yumi.

•A: This is my friend, Emily. B: Hi, Emily. Nice to meet you.

学習のコツ: 返答として “Nice to meet you, too.” と “too” をつけて返すのが一般的です。この “too” は「私もです」という意味を表します。このやり取りをペアで覚えてしまいましょう。

3. My name is [名前].

意味: 「私の名前は[名前]です」

使用場面: 自己紹介の基本中の基本です。自分の名前を相手に伝える際に使います。リスニング問題で登場人物が自己紹介する場面などでよく耳にします。

例文:

•A: Hello. My name is Taro. What's your name? B: My name is Lisa.

•(電話で) A: Hello, this is the library. May I help you? B: Yes, please. My name is Ken Tanaka.

学習のコツ: “I'm [名前].” という、よりカジュアルな言い方もありますが、英検では “My name is...” の方がフォーマルな場面で使われることが多いです。両方の言い方を知っておくと良いでしょう。

4. Where are you from?

意味: 「出身はどこですか?」

使用場面: 相手の出身地や国籍を尋ねる際の定番フレーズです。自己紹介や、新しい友達との会話などでよく使われます。

例文:

•A: You speak Japanese very well. Where are you from? B: I'm from Canada.

•A: I'm from Osaka. Where are you from? B: I'm from Hokkaido.

学習のコツ: 答え方として “I'm from [国名/都市名].” をセットで覚えましょう。また、自分が尋ねるだけでなく、尋ねられた際にスムーズに答えられるように、自分の出身地を英語で言えるようにしておくことも大切です。

カテゴリー2:日常会話

日常生活の様々な場面で使われるフレーズです。困った時や感謝を伝える時など、スムーズに口から出るようにしておくと、コミュニケーションが円滑になります。

5. Can you help me?

意味: 「手伝ってくれますか?」「助けてもらえますか?」

使用場面: 困っている時や、助けが必要な時に使う非常に重要なフレーズです。道に迷った時、重い荷物を持っている時など、様々な状況で活用できます。

例文:

•A: Excuse me. Can you help me? I can't find the station. B: Sure. It's over there.

•A: This box is too heavy. Can you help me? B: Of course.

学習のコツ: “Can I help you?”(いらっしゃいませ/何かお困りですか?)と混同しないように注意しましょう。主語が “you” なのか “I” なのかで、意味が大きく変わります。助けを求める時は “Can you help me?” です。

6. What time is it?

意味: 「今、何時ですか?」

使用場面: 現在の時刻を尋ねる際の基本的なフレーズです。待ち合わせや、電車の時間を確認する際など、日常生活で頻繁に使われます。

例文:

•A: Excuse me. What time is it? B: It's three thirty.

•A: I don't have a watch. What time is it now? B: It's almost noon.

学習のコツ: 答え方である時間の表現(例: “It's ten o'clock.”, “It's half past two.”)も一緒に復習しておきましょう。リスニング問題では、時刻を聞き取る問題がよく出題されます。

7. I'm sorry.

意味: 「ごめんなさい」「すみません」

使用場面: 謝罪する際に使う最も一般的な表現です。間違いを犯した時や、相手に迷惑をかけてしまった時などに使います。また、相手に同情を示す「お気の毒に」という意味で使われることもあります。

例文:

•A: You broke my cup! B: Oh, I'm so sorry.

•A: I have a cold today. B: I'm sorry to hear that.

学習のコツ: 謝罪の “I'm sorry.” と、同情の “I'm sorry to hear that.” の2つの使い方を覚えておくと便利です。文脈によって意味が変わることを理解しておきましょう。

8. Thank you very much.

意味: 「本当にありがとうございます」

使用場面: 感謝の気持ちを強調して伝えたい時に使います。“Thank you.” よりも丁寧で、心のこもった感謝を表すことができます。

例文:

•A: Here is a present for you. B: Wow! Thank you very much.

•A: I can drive you to the airport. B: Really? Thank you very much.

学習のコツ: “Thank you.” のバリエーションとして覚えておきましょう。返答としては “You're welcome.”(どういたしまして)が最も一般的です。このやり取りもセットで練習しておくと良いでしょう。

カテゴリー3:買い物・注文

お店での買い物やレストランでの注文は、海外旅行などでも必須のスキルです。英検4級でも、これらの場面を想定した問題がよく出題されます。

9. How much is this?

意味: 「これはいくらですか?」

使用場面: 商品の値段を尋ねる際の決まり文句です。買い物シーンの会話問題では必須のフレーズと言えるでしょう。

例文:

•A: Excuse me. How much is this T-shirt? B: It's 2,000 yen.

•A: I like this bag. How much is it? B: It's on sale. It's only 1,500 yen.

学習のコツ: “this” の部分を “that” や “it” に変えたり、具体的な商品名(例: “this book”)を入れたりして、応用できるように練習しておきましょう。値段の聞き取りも重要なので、数字のリスニングも強化しておくと万全です。

10. I'd like [商品], please.

意味: 「[商品]をください」「[商品]が欲しいのですが」

使用場面: レストランで料理を注文したり、お店で商品を購入したりする際に使う丁寧な表現です。“I want...” よりも丁寧な響きになります。

例文:

•A: May I help you? B: Yes. I'd like a hamburger and a cola, please.

•A: What would you like? B: I'd like two tickets for the next show, please.

学習のコツ: “I’d like...” は “I would like...” の短縮形です。食べ物や飲み物、チケットなど、様々なものを注文する際に使える便利なフレーズなので、[商品]の部分を入れ替えて何度も練習しましょう。

11. Do you have [商品]?

意味: 「[商品]はありますか?」

使用場面: お店で特定の商品を探している時に、在庫があるかどうかを尋ねる際に使います。

例文:

•A: Excuse me. Do you have any postcards? B: Yes, we do. They are over there.

•A: I'm looking for a birthday card for my mother. Do you have any good ones? B: How about this one?

学習のコツ: 答え方として、“Yes, we do.” や “No, we don't.” のパターンを覚えておきましょう。また、“any” を使うことで、「(何かしら)ありますか?」というニュアンスを出すことができます。

カテゴリー4:道案内・場所

道案内や場所の尋ね方・答え方は、リーディングの地図問題やリスニング問題で頻出します。位置関係を表す前置詞(next to, in front of など)とセットで覚えましょう。

12. Where is [場所]?

意味: 「[場所]はどこですか?」

使用場面: 駅や図書館、トイレなど、特定の場所がどこにあるかを尋ねる際の最も基本的なフレーズです。

例文:

•A: Excuse me. Where is the restroom? B: It's on your right.

•A: I'm lost. Where is the city hall? B: Go straight this way. You can see it on your left.

学習のコツ: [場所]の部分に様々な単語(station, library, post office, hospital など)を入れて練習しましょう。答え方で使われる “on your right/left” や “over there” などの表現も重要です。

13. How do I get to [場所]?

意味: 「[場所]にはどうやって行けばいいですか?」

使用場面: 特定の場所への行き方、つまり道順を尋ねる際に使います。“Where is...?” よりも、具体的な行き方を知りたいというニュアンスが強くなります。

例文:

•A: Excuse me. How do I get to the museum? B: Take the bus number 5. It will take you there.

•A: How do I get to the nearest subway station? B: Walk down this street for two blocks, and you'll see it.

学習のコツ: 答え方で使われる交通手段(bus, train, subway)や、道案内の表現(“Go straight.”, “Turn right.”)をセットで覚えることが重要です。リーディングの地図問題で、道順を説明する文章を読み解く練習にも繋がります。

14. It's next to [場所].

意味: 「それは[場所]の隣にあります」

使用場面: ある建物や物が、別の物の隣にあることを説明する際に使います。位置関係を説明する上で非常に重要な表現です。

例文:

•A: Where is the post office? B: It's next to the bank.

•A: I can't find the bookstore. B: It's next to the flower shop.

学習のコツ: “next to” の他にも、“in front of”(〜の前に)、“behind”(〜の後ろに)、“across from”(〜の向かいに)など、位置を表す前置詞をまとめて覚えておくと、表現の幅が格段に広がります。イラスト問題などでよく問われることが多いです。

カテゴリー5:時間・予定

相手の予定を尋ねたり、自分の予定を伝えたりする表現も、コミュニケーションの基本です。動詞の原形を伴うフレーズが多いのが特徴です。

15. What are you doing?

意味: 「何をしているのですか?」

使用場面: 相手が「今」何をしているのかを尋ねる際に使います。現在進行形(be動詞 + 〜ing)が使われているのがポイントです。

例文:

•A: Hi, Jane. What are you doing? B: I'm reading a book.

•A: You look busy. What are you doing? B: I'm cleaning my room.

学習のコツ: 答え方も現在進行形になるのが基本です。“I'm studying English.”, “I'm listening to music.” のように、「be動詞 + 動詞のing形」の形をマスターしましょう。

16. I have to [動詞].

意味: 「私は〜しなければなりません」

使用場面: 義務や必要性を表す際に使う重要なフレーズです。“must” と似た意味ですが、より口語的で日常会話でよく使われます。

例文:

•A: Let's play soccer. B: Sorry, I can't. I have to do my homework.

•A: It's getting late. B: You're right. I have to go home now.

学習のコツ: “have to” の後には動詞の原形が来ることをしっかり覚えましょう。“I have to study.”, “I have to clean my room.” のように、様々な動詞を当てはめて練習すると効果的です。

17. Let's [動詞].

意味: 「〜しましょう」

使用場面: 相手を誘ったり、何かを提案したりする際に使う、非常にポピュラーな表現です。気軽な提案に使われます。

例文:

•A: It's a beautiful day. Let's go to the park. B: That's a good idea.

•A: I'm hungry. B: Me, too. Let's eat lunch.

学習のコツ: “Let's” の後にも動詞の原形が続きます。返答として、“Yes, let's.” や “That's a good idea.” などの肯定的な表現や、“Sorry, I can't.” のような否定的な表現をセットで覚えておくと、会話の練習になります。

カテゴリー6:学校・勉強

英検4級の受験者の多くは学生であるため、学校生活や勉強に関する場面設定が頻繁に登場します。

18. I like [科目/活動].

意味: 「私は〜が好きです」

使用場面: 自分の好みや興味について話す際の基本的な表現です。好きな科目やスポーツ、食べ物など、様々な事柄について使えます。

例文:

•A: What subject do you like? B: I like music. I can play the piano.

•A: Do you like sports? B: Yes, I do. I like playing baseball.

学習のコツ: “I like...” の後に名詞を続けるパターンと、“I like playing...” のように動名詞(〜ing)を続けるパターンがあります。両方の使い方に慣れておきましょう。

19. I don't understand.

意味: 「わかりません」「理解できません」

使用場面: 相手の言っていることや、読んでいる文章の意味が理解できない時に使う重要なフレーズです。正直にわからないことを伝える際に使います。

例文:

•A: This math problem is difficult. B: I agree. I don't understand it at all.

•Teacher: Do you have any questions? Student: Yes. I don't understand this word.

学習のコツ: わからない時に黙っているのではなく、このフレーズを使って質問することが大切です。試験のスピーキングテストなどでも、聞き取れなかった場合に “I'm sorry, I don't understand.” と伝えることができます。

20. Could you say that again?

意味: 「もう一度言っていただけますか?」

使用場面: 相手の言ったことが聞き取れなかったり、理解できなかったりした際に、もう一度繰り返してもらうよう丁寧にお願いする表現です。“Can you say that again?” よりも丁寧な言い方です。

例文:

•A: Your flight is at gate 23. B: I'm sorry. Could you say that again?

•A: My phone number is 090-1234-5678. B: One moment. Could you say that again, please?

学習のコツ: リスニング試験で聞き取れない部分があっても、実際の会話ではこのように聞き返すことができます。丁寧な依頼の表現として、“Could you...?” の形を覚えておくと、他の場面でも応用が効きます。

フレーズ学習を加速させる!3つの学習法

ここまで20個の定番フレーズを見てきましたが、これらを効率的に記憶し、使いこなすためには少し工夫が必要です。ここでは、フレーズ学習をさらに効果的にするための3つの学習法を紹介します。

1. 場面をイメージしながら覚える

ただ単語の組み合わせとして覚えるのではなく、「どんな場面で使うか」を具体的にイメージしながら学習しましょう。例えば、「How much is this?」なら、お土産屋さんで買い物をしている自分を想像するのです。そうすることで、記憶が定着しやすくなるだけでなく、実践的な応用力も身につきます。

2. 声に出して何度も音読する

フレーズは、目で見るだけでなく、必ず声に出して練習しましょう。自分の口で発音し、自分の耳で聞くことで、記憶に深く刻み込まれます。CDや音声教材を使って、正しい発音やイントネーションを真似ながら、繰り返し音読することが、リスニング力とスピーキング力の両方を向上させる秘訣です。

3. 例文を自分で作ってみる

紹介されている例文を覚えるだけでなく、主語や目的語を入れ替えて、自分だけのオリジナル例文を作ってみましょう。例えば、「I like soccer.」を「My brother likes video games.」のように変えてみるのです。この一手間が、文法構造の理解を深め、表現の幅を広げることに繋がります。

まとめ

この記事では、英検4級でよく出る定番フレーズ20選を、具体的な使用場面や例文とともに詳しく解説しました。これらのフレーズは、単に試験対策としてだけでなく、今後の英語学習の基礎となる重要なものばかりです。今回紹介した学習法を参考に、一つ一つのフレーズを確実に自分のものにしていきましょう。継続は力なり。毎日の少しずつの努力が、合格への一番の近道です。頑張ってください!

Follow me!