【2025年最新】英検準2級プラスの難易度は?2級・準2級との違いを徹底比較!

はじめに

2025年度、英検に31年ぶりの新級「準2級プラス」が導入されました。従来の準2級と2級の間に位置し、準2級から2級へ進む際に感じやすい“壁”を段階化して越えられるよう設計されています。英検協会は、準2級プラスを高校上級程度の目安とし、身近な社会的話題の理解・要約・表現力を測る級として位置づけています。一次はR+W+L、二次はSで構成という基本枠は他級と同様です。英検

1. 難易度・合格基準(CSE)を公式数値で確認

合否判定はCSEスコアで行われ、各級の合格基準は固定です。準2級プラスの合格基準は以下のとおり。

  • 一次(R+L+W)合格基準:1402
  • 二次(S)合格基準:427

これらは英検のCSE公式ページで明記されています(合格基準は変動しない旨も同ページに記載)。英検

参考:同ページには1級~5級まで各級の一次・二次の合格基準一覧が掲載されています。英検

CEFRの扱い

英検はCSEをCEFRに対応させており、成績表にCEFRレベルが表示されます(表示には級ごとの算出範囲条件あり)。準2級プラスはA1~A2相当の領域で表示される設計です。注意: これは「表示上の算出範囲」であり、学習者全員が同一レベルに固定されるという意味ではありません。英検

2. 試験時間と構成の“違い”を可視化

公式の試験情報・実施案内・時程PDFを突き合わせると、筆記時間こそ級によって差がありますが、リスニングは各級おおむね約25分二次の面接は6~7分台が基準です。

各級の所要時間(一次=筆記+L、二次=面接)

  • 準2級プラスR+W 85分L 約25分S 約7分英検
  • 準2級R+W 80分L 約25分S 約6分英検+1
  • 2級R+W 85分L 約25分S 約7分英検
  • 公式の時程PDF(2025年度案内)でも、準2級の筆記80分/L約25分が確認できます。英検

要点:準2級プラスは準2級より筆記が+5分長い。2級と同じ85分(筆記)の枠に近づけ、要約など“2級に直結する作業時間”を確保しています。英検+1

3. 形式の特徴――過去問と公式説明で押さえる“橋渡し設計”

準2級プラスの過去問(2025-1)と試験内容ページから、次の2つの橋渡し要素が明確です。

  1. ライティングへの要約導入:出題本文の要点把握→パラフレーズ→語数管理という“2級で必須の技能”を、準2級プラス段階で練習できます。
  2. スピーキングのナレーション課題:イラストの状況を時系列で説明し、描写・時制・接続の運用を評価。これも2級面接の実戦準備になります。
    いずれも公式の試験内容・過去問で確認可能です。英検+1

読解の傾向も、準2級より説明文・エッセイ的な文章の比重が増え、段落主旨・論拠の把握が要求されます(過去問分量・設問タイプがその前提)。英検

4. 準2級/準2級プラス/2級の“ちがい”早見表

レベル目安

  • 準2級=高校中級程度(日常生活の英語の理解・使用)。英検
  • 準2級プラス=高校上級程度(社会的話題の概要~詳細把握、要約・表現)。英検
  • 2級=高校卒業~大学入試レベル(論理的読解・意見表明)。英検

時間枠

  • 準2級:80分+約25分+約6分英検
  • 準2級プラス:85分+約25分+約7分英検
  • 2級:85分+約25分+約7分英検

“橋渡し”タスク

  • 準2級プラス:要約(W)/ナレーション(S)が明確。英検

語彙数の“公式目安値”は現時点で公表されていません。民間教材で語彙レンジの推量はありますが、記事では断定を避けるのが安全です。

5. 検定料(国内・税込)

公式の検定料ページとリリースで、準2級プラスの金額は次のとおり。

  • 本会場:8,700円準会場:6,400円(英検〔従来型〕)。同表に2級9,100円、準2級8,500円も明記。英検
  • 英検S-CBT:9,300円(準2級プラス)。公式ニュースリリースにも一覧あり。英検

※1級・準1級は本会場のみ。4・5級は一次のみ。一次免除者も同額。英検

6. 学習ロードマップ:準2級→準2級プラス→2級

(1) リーディング

  • 準2級プラスでは、説明文・エッセイ型の読解で段落展開の把握が重要。段落ごとに主題文→根拠→例示を拾う作法を徹底。過去問本文で主旨マーキング言い換え表現の対応付けを練習。英検

(2) ライティング(要約+意見)

  • 要約は「キーワード抽出→再配置→パラフレーズ→語数調整→論理接続(because/so/however等)」を固定手順化。本文の語の安易な切貼りを避けるのが採点の肝。CSEの技能別配分は均等で、どの設問で取っても加点効果は同等というルールも意識(=配点の偏りに依存しない戦略)。英検

(3) リスニング

  • 各級とも約25分・一回読み。数字・固有名詞・転換語に下線を入れる“先読みテンプレ”を確立。過去問音源で速度・分量の当たり前を体得。英検+1

(4) スピーキング(面接)

  • 準2級プラスではナレーションが鍵。時系列(First/Then/Finally)主語・述語の明確化時制(過去形・進行形)接続語を型化。二次は約7分で、応答は2文以上+理由を基本単位に。英検

7. 受験プランと入試活用の見通し

受験プラン

  • 準2級合格直後に2級へ進むのが不安なら、準2級プラス→2級の2段階設定が堅実。要約・ナレーションの“型”をここで作り、2級本番の負荷を下げる。筆記85分の時間配分に慣れておく副次効果も大。英検

入試活用

  • 2025年度は導入初年で、大学側の扱いは整備中。ただし英検活用は拡大傾向にあり、今後出願資格・加点・換算での採用が広がる可能性は十分。志望校の募集要項を逐次確認が基本です。英検

8. よくある疑問Q&A(2025年初年度の実務ポイント)

Q1. 準2級と準2級プラス、どちらを受けるべき?

A. 準2級に合格済みで、要約や口頭説明の基礎を固めたい人は準2級プラスを推奨。短期で2級を狙う人は、準2級プラスの過去問で要約とナレーションだけ先に練習して、2級に直行する方法もあります。英検

Q2. CSEは“技能均等配分”って?

A. 技能ごとの問題数には差があっても、スコア配分は均等です。つまり「どの問題で正解しても同じ技能内のスコア影響は同じ」。弱い技能ほど伸びしろの効率が高いと考えて重点配分する価値があります。英検

Q3. 試験時間の“合計”は?

A. 公式表記は筆記(R+W)とリスニングを分けて示します。準2級はR+W 80分+L 約25分、準2級プラスはR+W 85分+L 約25分です(面接は別日・別枠)。英検+1

Q4. 検定料はどこで確認?

A. 公式の**検定料ページ(団体申込)**と、準2級プラス検定料のお知らせPDFに金額が掲載されています。本会場8,700円/準会場6,400円/S-CBT 9,300円(準2級プラス)。英検+1

まとめ

  • 準2級プラス=“準2級→2級”の橋渡し高校上級程度が目安で、要約(W)とナレーション(S)が2級に直結。英検
  • 合格基準CSEは固定一次1402/二次427(公式表)。英検
  • 試験時間:準2級プラス R+W 85分/L 約25分/S 約7分。準2級は R+W 80分英検+1
  • 検定料:準2級プラス 本会場8,700円/準会場6,400円/S-CBT 9,300円(国内・税込)。英検+1
  • 実戦準備公開済み過去問の活用が最速。設問の分量感・語数感・音源速度に“体で慣れる”ことが合格最短ルートです。英検

主要出典

  • 英検CSEスコアとは(合否判定の方式・合格基準一覧・固定基準・CEFR連携)英検
  • 準2級プラス:過去問・試験内容(時間・特徴・公開問題)英検
  • 準2級:過去問・試験内容(筆記80分・リスニング約25分・二次約6分)英検+1
  • 2級:過去問・試験内容(筆記85分・リスニング約25分・二次約7分)英検
  • 検定料(国内・税込)(本会場・準会場表)英検
  • 準2級プラス検定料決定のお知らせ(S-CBT 9,300円ほか)英検

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